基本情報技術者試験【独学】現役エンジニアが教える勉強法
基本情報処理を独学で合格できたので、合格までの勉強法を紹介します。
まず独学で大事なことは、午前と午後で対策が全く違うことです。
暗記中心の問題が多い午前と、アルゴリズム問題中心の午後に分かれているのが特徴です。
アルゴリズムの難易度は、プログラミング経験がないと難しいと感じます。
ですが良い参考書で勉強をすれば、独学でも基本情報技術者試験に合格することは可能です。
基本情報技術者試験の難易度
基本情報技術者は午前と午後に分かれていて、どちらも難易度は高い試験になります。
午前の問題はテクノロジ系の問題が中心に、ストラテジーやマネージメントなどのIT分野の知識をしっかりと覚えることが必須となります。
全体的に覚えることも多く、中途半端な知識量では合格することができない難易度の資格です。
午後問題の特徴としては、長文形式のものが多く一つ一つ時間がかかります。
特に難易度が高いのはアルゴリズムの問題で、受験者の多くが苦戦する分野になります。
アルゴリズムを攻略することが、基本情報技術者試験の午後試験を攻略することにも繋がります。
基本情報技術者試験は難易度が高いですが、午後試験を攻略できれば合格も難しくはありません。
アルゴリズムを攻略するのは短期間では難しいので、計画的に勉強することが重要になります。
アルゴリズムは苦手な人が多い分野ですが、しっかりと勉強すれば独学でも合格できる難易度の試験になります。
基本情報技術者試験の合格率
基本情報技術者試験の合格率は、平均的に20%前後の合格率になっています。
以下の表は過去の合格率ですが、ここ数年は合格率が20%を超えていて数字としては良くなっています。
基本情報技術者試験の難易度は高いですが、合格率はそれほど悪くありません。
ですが問題が易しいわけではなく、しっかりと勉強している人が多いのも基本情報技術者試験の特徴です。
特にIT系の仕事を目指している人や、実際にIT系の仕事をしている人も多く受験しています。
合格率が高いからと言って、勉強しないで基本情報技術者試験を受けたら合格は難しくなります。
きちんと計画的に勉強することが、確実に合格するための勉強法になるのです。
実際に基本情報技術者試験に合格するための勉強法を紹介するので、試験対策の参考にして下さい。
基本情報技術者試験の独学勉強法
基本情報技術者試験を独学で勉強する場合、午後の対策を最優先にすることが最も重要となります。
合格できない受験者の多くは、午後対策の勉強をしっかりと行っていない傾向があります。
アルゴリズム問題は、1週間や2週間の勉強時間では理解するのは難しいです。
午後のアルゴリズム対策を重点的に勉強して、同時に午前に必要な知識を暗記するのが効果的な勉強法になります。
失敗する勉強法としては、午前対策に時間を使い過ぎて午後対策の勉強時間がなくなってしまうことがあります。
午後の勉強を重要視しつつ、午前の対策も同時に行うのが合格できる勉強法になります。
午前対策の勉強法としては、基本的には暗記中心の勉強で対策することができます。
ただし覚えることが多いので、勉強時間に余裕を持つことがポイントになります。
勉強の手順としては参考書を2回ほど読んだら、問題集を徹底的に勉強しましょう。
問題集が9割を超えられるまで、繰り返し勉強すれば午前対策としては十分です。
午後対策の勉強法は、最初は参考書を使ってアルゴリズムを理解しましょう。
アルゴリズムの考え方を理解しなければ、プログラム言語の問題もかなり苦戦するからです。
アルゴリズムが理解できたら、次はプログラム言語の対策をします。
プログラム言語は得意なものがなければ、表計算が一番簡単でお勧めです。
この2つを攻略したら、問題集を徹底的に勉強しましょう。
午後対策は理解できるまで時間がかかるので、勉強時間を多めにとることがポイントになります。
問題集で間違ったものを何度も繰り返すことで、確実に実力が上がるので根気よく勉強しましょう。
中途半端な知識にしてしまうと、基本情報技術者試験に合格することが難しくなります。
基本情報技術者試験におすすめの参考書
基本情報技術者試験は、参考書選びで勉強の効率が変わります。
独学の場合は、解説が丁寧で理解しやすい参考書を選ぶことが合格率を上げるポイントになります。
基本情報技術者試験の独学にお勧めの参考書は以下になります。
午前対策の参考書としては、「かんたん合格 基本情報技術者教科書」がお勧めです。
図やイラストを使って、基本情報技術者試験に必要な知識をわかりやすく説明している参考書になります。
全ての内容を網羅しているわけではありませんが、参考書として必要な情報はきちんと入っている良書です。
まずはこの参考書を2回ほど読んで、基本情報技術者試験の午前対策を行いましょう。
参考書で基本となる知識を身につけたら、問題集を使った勉強に移りましょう。
問題集は、「基本情報技術者試験 午前試験対策」がおすすめです。
基本情報技術者試験の午前問題をピックアップした問題集になります。
参考書を読んでわかった気になっても、実際に解けない問題は意外と多いです。
問題集を使って正解率を上げることが、基本情報技術者試験の午前対策としては最も効果的な勉強法になります。
午後のアルゴリズム対策としては、「基本情報技術者 大滝みや子先生のかんたんアルゴリズム解法」がおすすめです。
アルゴリズムはその流れを理解できないと、問題を解くポイントが全くわかりません。
この参考書は、初めての人でもアルゴリズムの考え方を身につけることができる工夫がされています。
基礎的なアルゴリズムを勉強することができるので、理解できるまで繰り返し勉強しましょう。
アルゴリズムは1冊勉強しただけでは身につかないので、「うかる!基本情報技術者試験」も使って勉強することをおすすめします。
こちらもアルゴリズムの基礎を勉強できる参考書で、対話形式で勉強できるのが特徴になります。
大滝先生の参考書も良いですが、福嶋先生の参考書も使うとアルゴリズムの理解度を上げることができます。
この2冊を徹底的に勉強することで、午後のアルゴリズムを攻略することができます。
アルゴリズムを理解したら、プログラム言語対策として「基本情報処理技術者らくらく突破 表計算」を勉強しましょう。
プログラム言語は得意なもので良いですが、他の言語は癖を理解するのに時間がかかるのでおすすめできません。
比較的簡単な表計算ですが、問題の解き方を覚えなければ合格することはできません。
特にエクセルの感覚で試験に臨むと、思った以上に解けなかったという事態になってしまいます。
この参考書で表計算の基礎を勉強して、しっかりと本番に挑みましょう。
アルゴリズムとプログラム言語対策が終わったら、午後試験対策の問題集を勉強しましょう。
午前版と同様に、午後版もアイテックの問題集を勉強するのが効果的です。
癖のある午後問題の考え方を、丁寧に解説している良書です。
簡単には理解できない分野もあるでしょうが、これ1冊を徹底的に勉強すれば基本情報処理技術者の午後を攻略することができます。
基本情報処理技術者対策としては、上記で紹介した参考書と問題集を徹底的に勉強しましょう。
特にアルゴリズムとプログラム言語は、合格の大きな鍵となるのでしっかりと勉強してください。
過去問で総仕上げ
参考書と問題集で基本情報処理技術者の対策をしたら、最後の総仕上げとして過去問を解きましょう。
基本情報処理技術者の特徴として、過去問から出題される問題も多いことがあります。
そのため過去問は絶対に勉強しておくことが、合格率を上げるポイントになります。
過去問の勉強法のポイントは、7割を目指すことになります。
基本情報処理技術者の合格点は6割と言われているので、余裕をもって7割を目指すようにしましょう。
難易度の高い問題も出題されるので、完璧を目指すのではなく7割以上を目標に過去問を解きましょう。
基本情報処理技術者試験は、午前と午後の両方で合格基準を超える必要があります。
バランスよく勉強しなければ、どちらかで不合格になるリスクもあるのです。
特に午後は勉強時間が足りなくなるので、最初からしっかりと勉強しておきましょう。
基本情報処理技術者まとめ
IT系の会社に就職するならば、基本情報処理技術者を持っていると有利になります。
昔に比べて就職が難しくなっている現代で、IT系の仕事も例外ではありません。
しっかりと勉強すれば、独学でも基本情報処理技術者試験に合格することはできます。
専門的な知識も必要になりますが、一つ一つ理解すれば確実に合格点を取れる実力を身につけることができます。
難しい問題も何度も繰り返し復習すれば、徐々に理解できるようになります。
焦らずじっくりと勉強することが、基本情報処理技術者試験の対策では重要になるのです。
基本情報処理技術者は簡単に1週間で取得できる資格ではないので、計画的に勉強を行いましょう。
コツコツと地道に勉強を続ければ、基本情報処理技術者は誰でも合格することができます。