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スペイン語を入門から半年で会話ができるレベルになる勉強法

スペイン語の勉強で最も苦労するのは、入門レベルの基礎をしっかりと覚えることになります。ラテン語独特の癖はありますが、基本さえ覚えてしまえばスペイン語は短期間でも習得することができます。個人差はありますが1日2~3時間も勉強すれば、半年でスペイン語で会話ができる実力をつけられます。

スペイン語は日本では使う機会が少ないので、毎日継続して勉強することが上達のポイントになります。少し勉強時間を空けてしまうと、すぐに忘れてしまうので最初は時間を取って毎日勉強しましょう。毎日スペイン語を勉強すれば、半年あればそれなりに通用するスペイン語を身につけることができます。

流ちょうなスペイン語を覚えるのは簡単ではありませんが、日常会話レベルのスペイン語ならば半年で身につけることができます。実践的で会話に役立つ、スペイン語の勉強法を紹介します。入門レベルからしっかりと実力を身につけられる勉強法なので、スペイン語マスターの参考にして下さい。

スペイン語を効率的勉強するステップ

スペイン語を半年で会話ができるレベルになるには、効率的な勉強法をすることが重要になります。そのための戦略としては、語学で重要な4つの要素を意識した勉強をすることがあります。具体的には以下のステップで勉強すると、スペイン語を入門レベルから会話ができるレベルまで効果的に引き上げることができます。

  • 重要な単語を覚える
  • 基本的な文法をマスターする
  • スペイン語の発音のルールを勉強する
  • スピーキングで実践的な会話の練習をする
  • 日常会話のフレーズを覚える

上記の4つを組み合わせた勉強をすることで、実践的なスペイン語の会話を身につけることができます。語学の勉強は読み書き中心になりがちですが、発音を意識した勉強をすることで実践的な実力をつけることができます。バランス良く勉強をすることが、スペイン語の入門レベルを攻略する一番の近道になります。

ただしスペイン語が入門レベルの場合、いきなり全てを勉強すると挫折してしまうかもしれません。挫折を防ぐためには、実力に合った参考書を使って勉強をすることが重要になります。実際に入門レベルから無理なく会話ができるようになる、勉強法とお勧めの参考書を紹介していきます。

スペイン語の重要な単語を覚える

語学を習得する上で、単語を覚えることは避けて通ることができません。特に入門レベルの場合は、単語力を上げることがスペイン語の実力を上げることに繋がります。ただし全ての単語を覚えるのは不可能なので、会話で使われる重要単語を中心に勉強することが効率的です。

スペイン語の入門レベルにぴったりの参考書として、「これなら覚えら得る!スペイン語単語帳」があります。 CDブック これなら覚えられる! スペイン語単語帳

この単語帳は、スペイン語で必須の1500語を効率的に覚えられる工夫がされています。レベル的に入門から初級レベルなので、最初に勉強しておくべき1冊と言えます。他にも色々な単語帳はありますが、入門レベルの場合はこれ1冊を徹底的に覚えたほうが効果的です。具体的な勉強法としては、以下のステップで行うと効率的に覚えられます。

  1. 単語のスペルと意味を読み書きして覚える
  2. 例文を見ながらCDを聞く
  3. 日本語の意味が瞬時に出るまでCDを繰り返し聞く

この参考書の良いところは、例文で単語を覚えられることになります。文章で単語の意味を覚えることで、単語単体で覚えるより記憶に残りやすくなるからです。CDも付いているので、CDを聞きながら日本が思いつくようになるまで訓練しましょう。少し時間はかかりますが、2ヵ月もあれば1500語をマスターすることができます。

基礎となる重要単語を覚えたら、あとは参考書や問題集に出る単語を覚えていくことが入門レベルから中級レベルに上がる最短の方法です。ただし単語集を使って勉強したい場合は、暮らしのスペイン語単語8000を使うと効果的です。

暮らしのスペイン語単語8000

この単語集はスペイン語圏に生活することを想定しているので、実践的な単語を勉強することができます。8000語とかなり語彙数が多いので、全てを短期間で覚えようとすると失敗します。毎日少しづつ無理ない程度に勉強することが、語彙力を増やすコツになります。

スペイン語の基本的な文法をマスターする

簡単な旅行会話程度であれば、文法をマスターしなくてもスペイン語を話すことはできます。しかし実践的なコミュニケーション能力を身につける場合には、文法を勉強することが必要不可欠になります。きちんとした文法を使うことで、実際にスペイン人にも伝わるスペイン語を話すことができます。

スペイン語の文法も、完璧にマスターしようとするとかなり深い勉強が必要になります。入門レベルから中級までであれば、基本的な文法を覚えておけば会話で通用するスペイン語を話せるようになります。スペイン語の入門レベルを攻略する文法書としては、「やさしいスペイン語文法」を使うことをお勧めします。

やさしいスペイン語文法 CD付

この参考書の特徴としては、入門レベルでも読みやすい構成でスペイン語の文法を説明していることになります。退屈な印象を受ける文法書は多いのですが、この参考書は説明がわかりやすく入門者にもスムーズに読むことができます。また練習問題もついているので、理解しているかの確認もしっかりと行うことができます。CDも付属されているので、一緒に使って勉強することでリスニングの勉強にもなります。

スペイン語の入門レベルでおすすめの文法書としては、「スペイン語の入門」もあります。

新版 スペイン語の入門《CD付》

この参考書はスペイン語学習者の間では有名で、入門レベルの脱却に使ったことがある人が多いです。2015年にリニューアル版がでましたが、使い方は以前と変わらず勉強しやすい構成になっています。こちらの参考書もCDが付いているので、リスニングの勉強にも役立つ1冊と言えるでしょう。

スペイン語の文法は、上記の2冊のどちらかを使うことで入門レベルをマスターすることができます。やさしいスペイン語文法の方がページ数が少なく、より効率的に勉強できる内容になっています。スペイン語の入門は、索引がしっかりついていて使いやすい参考書になっています。2015年の改正で例文なども見直されているので、新しいほうが良い人はスペイン語の入門の方がよいでしょう。

文法の勉強法としては、CDを使って例文を丸暗記する勉強が効果的です。暗記を推奨しない人も多いですが、文法は頭で覚えれば瞬間的に使える実力をつけられます。CDでネイティブの発音やリズムを身につければ、実践的な会話で使えるスペイン語の文法を学ぶことができます。あとは単語を変えてしまえば、色々なパターンの言い回しが使えるようになります。

スペイン語の発音のルールを勉強する

スペイン語が難しい理由として、単語を覚えても実践ではその通りに聞こえないことがあります。リエゾンや発音の癖など、教科書には載っていない要素もたくさんあるのです。これらを克服するには、スペイン語の発音のルールを勉強する必要があります。

発音の勉強法としては、リスニングで発音に慣れることがあります。リスニングで色々なスペイン語を聞くことが、実践的な会話にも役立つ勉強法になります。リスニングはラジオや動画などを使った勉強も効果的ですが、入門レベルの場合は上記で紹介した単語帳や文法のCDを使うと効果的です。

単語帳や文法のCDを理解できたら、次は「ゆっくりだから聞きとれる!スペイン語がわかるリスニングCD」がお勧めです。

ゆっくりだから聞きとれる! スペイン語がわかるリスニング CD

ゆっくりのスピードで、スペイン語のリスニングを勉強できる参考書になります。最初は参考書を見ながらCDを聞いて、しっかりと日本語も理解できるようにしましょう。スピードに慣れてきたら、参考書を見ないで自分の頭で理解できるまで繰り返し聞いてください。ネイティブのスピードに比べるとかなり遅いですが、入門者がきちんと発音を意識して聞き取る訓練としてはピッタリです。

このレベルのリスニングができるようになったら、次はもう少しステップアップした内容にチャレンジすると効果的です。次のレベルのリスニング教材としては、「スペイン語リスニングCD付」がおすすめです。

スペイン語リスニング CD付

30シーンもの、バラエティに富んだリスニングの勉強ができる教材です。入門レベルには少し難しいですが、何度も繰り返し聞くことで発音を確実に強化することができます。全てを完璧に聞き取る必要はないですが、聞き取れなかった部分はなくべく繰り返し練習してください。聞き取れない発音を克服することが、リスニング力上達に繋がるからです。

入門者が発音の勉強をする場合、上記2冊を徹底的に聞き取れるように勉強してください。1~2ヵ月ほど集中して勉強すれば、個人差はありますが聞き取れる箇所が多くなっていることに気づくはずです。ですがまだ実践的なスペイン語のスピードには慣れていないので、次の1ヵ月はもう少し難しい教材を使って勉強することが効果的です。

中級レベルの発音教材になりますが、耳が喜ぶスペイン語はネイティブと同様のスピードでスペイン語を勉強することができます。

CD2枚付 改訂版 耳が喜ぶスペイン語 リスニング体得トレーニング

スピードがかなり速いので、入門から初中級者には少し厳しいレベルの参考書になります。しかしこのスピードが聞き取れるようになると、実際のスペイン人のスピードにもついていけるようになります。半年で完璧にすることはできませんが、この参考書を使って勉強することで確実にスペイン語の実力を上げることができます。

リスニングに関しては、勉強してもなかなか成果を実感できない分野になります。そのため本当に成果が出るのか不安になりますが、継続していけば必ずスペイン語を聞き取る実力は身に付きます。だいたい1000時間ほどのリスニングが、スペイン語が大分聞き取れるようになる目安になります。半年で達成するのは難しいので、気長に継続するつもりで取り組んでください。

スピーキングで実践的な会話の練習をする

単語や文法を理解して、リスニングを勉強しても会話ができないことは良くあります。その理由として、スピーキングの訓練が不足していることが挙げられます。スピーキングもトレーニングが必要で、訓練することで確実に実力をつけることができます。スピーキングの勉強は、独学でもできるのでしっかりと勉強しましょう。

スピーキングの勉強法としてお勧めは、シャドーイングを使った勉強法になります。シャドーイングは通訳が使う勉強法で、音声の後に影のようについて発音する勉強法になります。通訳が実践しているシャドーイングは難しいですが、初中級者ができるシャドーイングの教材があります。スペイン語でシャドーイングの勉強をする場合は、スペイン語スピーキングを使うと効果的です。

スペイン語スピーキング CD付

全くの入門レベルの人には難しいですが、スペイン語をある程度理解できている初中級者にはぴったりの教材です。CDをつかってロールプレイができるので、スピーキングの勉強としては最適な勉強法になります。最初はCDのスピードについていけませんが、何度も繰り返して勉強すれば徐々についていけるようになります。シャドーイングの勉強をすることで、スペイン語の発音も上達することができます。

この教材でシャドーイングのコツを掴んだら、単語帳や文法のCDも使って勉強すると効果的です。色々な教材でシャドーイングを繰り返すことで、使えるスペイン語を身につけることができます。ポイントとしては、発音できなかった単語や文章はなるべく完璧になるまで繰り返すことです。もちろん完璧になることは難しいので、焦らずゆっくりと継続して勉強を続けてください。

スペイン語の日常会話のフレーズを覚える

実践的なスペイン語の会話力を身につけるには、日常会話のフレーズを覚えることも重要になります。会話のフレーズは覚えた分だけ使える表現が増えるので、時間を見つけてどんどん増やすことが重要になります。フレーズのストックを増やせば、それだけ使えるスペイン語の語彙が増えるのです。

スペイン語の日常会話のフレーズを勉強できる参考書として、パーフェクトフレーズ スペイン語日常会話がおすすめです。

パーフェクトフレーズ スペイン語日常会話 (CD BOOK パーフェクトフレーズ)

生きたスペイン語にこだわった単語とフレーズが、2000語も収録されている良書です。ホテルやレストランなど旅行に使えるフレーズから、日常で使える表現まで色々と勉強することができます。CDもついているので、フレーズを覚えたらシャドーイングで勉強するとより記憶に残りやすくなります。入門レベルから中級まで、実践的なスペイン語を勉強できるおすすめの参考書です。

内容的には中級になりますが、スペイン語の日常会話の勉強に役立つ参考書として「スペイン語会話パーフェクトブック」もあります。

スペイン語会話パーフェクトブック(CDなしバージョン)

2850もの例文が掲載されていてますが、どれも良く使えるフレーズが揃っていて役立ちます。例文も適度に短く覚えやすいので、初中級者が中級レベルになるのに最適な参考書になります。全てを覚えるのには時間がかかるので、少しずつ勉強していくのが攻略のポイントです。半年で終わるのは難しいで、長期的に勉強するつもりで継続していきましょう。

日常会話はストックを増やせば、それだけ実力を上げることができるようになります。覚えた数だけ表現力が広がるので、基礎ができたらどんどんフレーズのストックを増やしましょう。スペイン語は発音も日本語に似ている部分があるので、覚えれば通じる表現が多いのも特徴です。

スペイン語勉強法まとめ

スペイン語の勉強は、入門レベルを早めに覚えることが継続のポイントになります。基礎が身につけば、徐々に読める文章が多くなり勉強が楽しくなります。慣れない言語を覚えるのは簡単ではありませんが、毎日継続すれば誰でも入門レベルから会話ができるレベルになることはできます。

スペイン語は普段使う機会が少ない言語なので、なるべく使う機会を増やす工夫をすることも重要です。海外にメル友などを作ったり、スカイプなどのレッスンを受けるのもモチベーションアップに繋がります。なるべく使う機会を増やして勉強すれば、楽しくスペイン語を学ぶことができます。

スペイン語は発音も英語に比べると聞き取りやすい印象を受ける人も多いので、実力が上がる実感がわきやすい言語と言えます。今回紹介した勉強法は、絶対に半年で完了できるわけではありません。しかしこの勉強を完了させたころには、少なくともスペイン語である程度の会話ができるレベルになることができます。